最後の卒業式
2006年03月03日
先日、工業高校の卒業式に参加しました。
2月24日土曜日午前10時
東住吉工業高校 第41回卒業式。
在校生、父兄が集まる緊張感いっぱいの体育館。
3年生の生徒が入場。
在校生、父兄、先生のあたたかい拍手。
今時の高校生です。
茶髪、ピアス、当たり前。
きっとすごいんだろぁ・・・なんて想っていました。
でも、ここの生徒さん。
驚いたことに。
誰1人として茶髪の生徒がいないんです。
もちろんピアスをしている生徒もいない。
そんな工業高校。
当然、ほとんどが男の子。
なんと、涙ぐんでる生徒まで。
ご縁あって、卒業式に参加させていただきましたが、
卒業式らしい、卒業式に
私の気持ちまで高ぶってきました。
さぁ。
はじまりです。
「設備科Aクラス 一同 起立っ!」先生が言いました。
いっせいに生徒が立ちました。
「朝田、井上、佐藤・・」
先生が次々と生徒の名前を呼んで行きます。
「はいっ!」
「はいっ!」
「はいっ!」と次々に、応える生徒たち。
最後の生徒の名前が呼び終わりました。
みんなまっすぐに起立したまま。
先生が
「以上32名 代表 井上」というと
井上くんがさーっと校長先生の元へ走り、壇上へあがりました。
クラスみんなの卒業証書を、両手を前に出して
深々と頭を下げて、受け取りました。
その時です。
突然!
男子生徒が列から飛び出して先生の席へと走った!
「なんだ? なんだ?」
会場の父兄や在校生はキョトンとしていました。
その男子生徒が向かった先は!
担任の先生のところ。
足早に。
静かに。
たくさんの生徒が並ぶ中をすり抜けるように走って行きました。
会場の視線はその生徒に。
腕の中に包みが見えました。
それは、大きな大きな花束でした。
後輩が隠し持っていたようです。
担任の先生がマイクの前で立っています。
生徒は、ふるえる声を押さえながら・・・
大きな声で・・・
「先生!」
「ふくい先生!」
「ありがとうございます!」
と先生へ大きな花束を手渡したのです。
先生は「キョトン」としていました。
すると大きな声が会場に響きました。
「先生 ありがとう〜〜〜〜〜〜」と。
クラスの生徒みんなが、精一杯の声をだして
先生に「感謝の声」を届けたんです。
花束を渡した生徒がうつむきながら列に戻りました。
会場はしばらく沈黙が続きました。
先生は、声がでません。
やっと。
やっと。
涙声を押さえるようにして
この春、東住吉工業高校は、
工業高校から総合高等学校に変わります。
42年続いた伝統は一旦幕を閉じることになります。
東住吉工業高校 最後の卒業式。
私は感動で胸がいっぱいになりました。
最後に
私たちと東住吉工業高校との取り組みを紹介します。
http://www.inbong.com/fi/radio/radio-ok/







