さとうがゆく【薄利多売に決別した町の酒販店Ver.2】

2007年11月25日

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 ☆◇ 第202号 ◇☆
♪♪♪ NNA Tender Service さとうがゆく 2007年11月23日 ♪♪♪
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 こんにちは さとうです!
 今日も中小企業の現場で起きていることをお伝えします。

 私たちNNAは、モノづくりや販売などあらゆる業種の現場で
 お客さまと一緒に考えて、実践しています。

 こうした現場での取り組みを講演でお話させて頂いています。
 すると、聞いてくださった方々から、
 「1位の見つけ方をわかりやすくした教材はないですか?」
 などと、よくご質問をいただくようになりました。

 そういったことから、これまで「小さな会社★集客のルール」
 「小さな会社★No.1のルール」を出版していただいた
 フォレスト出版さんと相談しました。
 
 その結果、今年の7月にフォレスト出版さんと一緒に
 コンサルティングノウハウを詰め込んだCD教材をつくりましょう・・と
 いうことになったんです。
 
 すでに録音も終わりテキストも作り終わりました。
 
 これまでの事例が満載の内容となっています。
 近日中に「さとうがゆく」を愛読してくださっているあなたへ
 一番にお知らせできると思います。

 その節には、よろしくお願いします。

 メールマガジン「さとうがゆく」と同様に
 現場での事例やノウハウが
 あなたの会社の現場に応用できることがあれば幸いです。


 さぁ〜 今日もがんばっていきまっせ〜。
 

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 前号のあらすじ
 【薄利多売に決別した町の酒販店Ver.1】 
 
 2006年の4月のことです。
 吉房社長は、大阪茨城でお酒屋さんを経営しておられます。
 地域中心に3店舗のお店をもっておられました。
 売り上げは順調に伸びていました。

 ところが、バブルがはじけて、平成不況がやってきました。
 また、規制緩和もあり、周辺地域には、お酒のディスカウント店が
 つぎつぎと進出してきました。
 3店舗あったお店の売り上げもどんどん下がっていきました。
 これから先、どうすればよいのか社長は迷いました。

 前号の内容はこちらに掲載しています。
 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓
 http://no1.livedoor.biz/archives/2007-11.html#20071123


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 【薄利多売に決別した町の酒販店Ver.2】

 2006年の6月
 吉房酒店の吉房社長と自社の強みがいったい何なのかを
 探るためミーティングをしました。
 
 そこは、スパーの中にある小さな店舗でした。
 
 ビール・焼酎・ワイン・お酒、
 店の中は商品で埋め尽くされています。
  
 こだわりのお店ということもあり、
 全国から取り寄せた地酒などがありました。
 
 商品について、社長にお話をしてもらいました。
 現場で一つひとつ商品を手に取ってもらいながら。
 
 なぜ現場で商品を手にとってはなしてもらうのかというと・・
 理由があるのです。

 ・現場は人をイキイキさせます。
 ・また、人は現場で道具や商品を手にしたとき、
 ・その道具を持った感覚や商品で体験したことや考えが
  広がっていくのです。
 ・つまり、現場にいるからこそ浮かんでくる発想があるのですね。

 たとえば、
 「焼酎ならこの明るい農村ですわ。焼酎の九州男児と言われているくらい
 無骨な味わいです。男も惚れる芋焼酎ですよ。
 辛口でキレ味を好む人にはもってこいです」と言う具合に。

 イキイキしている様子がうかがえるでしょ。

 おわかりのように、
 こうしたことから、現場で取り組むことが何より重要なことなのです。
  
 現場でお酒やワイン、焼酎などこだわりの商品をひとつひとつ
 ヒアリングしていきました。
 
 ・何がいいのか?
 ・なぜ、それが良いと思ったのか?
 ・作り手やメーカーの立場からみた考え方ではなく、
  店主がお客と接して感じたこと、また独自のこだわりは何か?
 ・どういったことでお客さまは喜んでくださったのか? 
 
 吉房社長に「顧客台帳を見せてもえませんか?過去2年分のモノをお願いします」
 そして、つぎに商品台帳を見せてもらいました。
 
 顧客台帳と商品台帳をみて、????
 あることに気づきました。

 ▼社長に質問をしました。
 「この商品の中で、ある商品だけ、繰り返し、
  同じお客様に買っておられますが、なぜですか?」
 
 吉房社長「いや〜。よくわからんのです。」

 ▼次の質問をしました。
 この商品の利益率は良いのですか?
 
 吉房社長「はい。ディスカウント店や他のお店には無い商品なので、
  価格競争になっていませんよ」

 ▼質問
 なぜ同じ商品を繰り返し買ってくれているのか知っていますか?
 
 吉房社長「たしか・・・
  ご主人がたいそうこの商品を気に入っていると聞いています」

 ▼質問
 本当ですか? お客さまに直接聴いてみたことですか?

 吉房社長「ご主人は経営者で日々お忙しくされているので、
 直接はなしを聞いたことがないんですよね」

 それじゃ・・・
 現場へ行きましょうよ。
 アポイントをとってもらえませんか?
 

 ということでお客さまのところへ伺うこととなりました。
 お客さま取材の実践です。

 なぜお客さま取材をおこなうのかといえば、
 自社の強み情報収集対象の85%は社外にあるからです。
 その大半はお客さまのところにあると言っても過言ではありません。
 
 吉房酒店の強み情報を集めるための取材が始まりました。
 約40分ほどの取材です。
 取りこぼしは許されません。
 
 この取材から私たちは、
 大きなヒントを得ることができました!
 
 そのヒントは次号へ続く・・・


----★☆ 今日の気づき ☆★-----
 
 現場を見直してみよう。
 現場には自社の強み情報がたくさんある。
 

 
 想いつづけて 行動することで 事は実現していく

 まだまだ勉強!          

 ホームページ制作会社 大阪 佐藤元相(もとし) 
 
 


Posted by no1_happy at 15:10